お子さんに合ったチーム選びを。


お子さんがこれから本格的にサッカーを始めようという時、多くの保護者の方がどのチームが良いか悩まれることと思います。
参考にしていただければと思います。


ここに掲載している内容が全てではないのであくまで参考としてください。

どんなチームも良い面、悪い面があります。どこかのチームが絶対に良いということはありません。

またチームによりここに掲載していることが当てはまらない場合もあります。

それではなぜあえて掲載するのか?

それはよく知らずに入ってしまい、後から後悔して欲しくないからです。

保護者の方も苦労しますが、それより何より一番吸収できる時期を無駄にするお子さんが不幸です。

そんなことが少しでもなくなるように、少しでも合ったチームに入って成長できるように・・・

だから、ここに掲載していることも鵜呑みにせず、体験会に参加したり、チームスタッフの方とよく話をしたりして、お子さんのためによく検討して決めて欲しいと思います。


①少年団

まず最初に考えるのが少年団ではないでしょうか。

学校単位や地域単位でたくさんの少年団があります。

基本的には自分が通う学校、学校にない場合は一番近くの少年団に入ることが多いですが、そうでない少年団に入ることも可能です。

人数が多い少年団は必然的に運動神経が良い子も多いので結構強いです。

但し、練習量が少ないので高学年になると勝てなくなってきます。

 

<良い面>

  • 月会費が安いです。
  • 学校で練習する場合も多いので通いやすく入りやすいです。
  • 学校の友達と楽しくサッカーができます。
  • 練習が少ないので他の習い事がしやすいです。

 

<注意点>

  • 指導者が保護者コーチで中にはサッカー未経験の方が指導していることもあり、指導レベルはまちまちです。しっかりとした指導者もいますので、入る前に指導者の経歴をよく確認してみてください。
  • 練習は土日のみなのでやれることは限られます。平日やっているところもありますが、週に1日のところが多いです。
  • 運動不足解消目的の子からいるのでチーム内のレベル、意識の差が大きいです。
  • 上記により、物足りなくなったりして他のスクールに通い出す子が多いです。そうすると結局割高になってしまいます。
  • お茶出しや遠征帯同、保護者会参加など保護者の負担が大きいです。

 

将来プロを目指すというよりは、楽しくサッカーをしたいというお子さん、平日は送迎などが難しいという家庭に向いていると思います。


②街クラブ

各地域にあるクラブチームです。

ひたちなか市にはあまりありませんが、水戸市にはたくさんのクラブチームがあります。

チームごとに目指すサッカースタイルや育成方針があります。

営利目的ですから選手を集める必要があり、そのためには結果も求められます。

そのため、真剣にサッカーを子供たちに教えて育成する必要があり、高学年になるとクラブチームが大会の上位を占めることもしばしばです。

 

<良い面>

  • チームごとにサッカー哲学があり、それに基づき一貫性のある指導が受けられます。
  • 指導者はサッカーを教えることを仕事としているので、指導に十分な時間とエネルギーをかけられます。トレーニングメニュー、最新戦術の勉強、個々の選手のケアなど
  • 週4~5日活動のところが多く、練習時間が多いのでじっくりトレーニングすることができます。
  • 天然芝や人工芝のグラウンドで練習するところが多く、質の高いトレーニングができます。また、土に比べて擦り傷や用具の消耗が少なく、洗濯も楽です。
  • 上手くなりたい子、試合に勝ちたい子が集まるので、チーム内のレベル差、意識差が少ないです。
  • 一見、月会費が高く見えますが、時間あたりで見ると割安な場合が多いです。
  • 保護者の手伝いはないので、負担は送迎だけです。バス送迎を行っているチームもあります。

 

<注意点>

  • チームごとに特色が異なるので、合うかよく検討する必要があります。合わずに移籍する子もいます。
  • 誰でも入れるわけではなく、一定の意識とレベルが必要です。セレクションを行っているチームもあります。
  • 費用がかかります。遠征や大会参加なども多く、送迎などの費用もかかります。
  • 練習量が多く、他の習い事などをする余裕はあまりありません。

 

体格的に恵まれているわけでも飛びぬけたものがあるわけでもないが将来プロを目指して真剣に頑張りたいというお子さんに向いていると思います。


③Jクラブ

Jリーグチームの下部組織です。

茨城では水戸ホーリーホックと鹿島アントラーズ(本家、つくば、ノルテ)があります。

Jクラブの名を背負っている以上、負けは許されませんので結果重視のサッカーです。

県大会の優勝はほぼアントラーズです。

セレクションを行い各チームのエース級ばかり集めていますので、当然と言えば当然です。

まずは少年団や街クラブに所属してからセレクションを受けて移籍することが多いです。

 

<良い面>街クラブに加えて

  • レベルの高い選手が集まるので切磋琢磨できます。練習の質も上がります。
  • 指導者だけではなくコンディショニング専門のスタッフがいたりと充実しています。
  • トップチームの選手に触れる機会もあるので意識が高まります。

 

<注意点>街クラブに加えて

  • セレクションがあり受からなければ入れません。上記のとおり結果が求められるので育成より即戦力が重視され、スピードやパワーのある子が選ばれやすいようです。
  • 周囲のレベルが高く試合に出られるとは限りません。あとからセレクションで補充された選手にポジションを奪われることもしばしばです。自信をなくしてサッカーをやめてしまう子もいますので保護者の精神的なサポートも必要です。
  • チームに育ててもらうというよりは、レベルの高い環境の中で自分自身を高めて生き残っていくという意識が必要です。
  • 月会費が高いです。

 

かなり飛びぬけたものがあり、他の選手に打ち勝つ自信のある子に向いていると思います。

 


★ロッサドールは・・・②の街クラブです。

セレクションを行っているわけではなく、基本的にはスクール生から一生懸命やっている子を中心にチーム作りをしています。

原則各学年8名(ジュニアは8人制サッカーなので)までとし、全員を県大会で活躍できる選手に育てることをひとつの目標としてます。

選手の伸び率でいったらどこにも負けない自信があります。

 

<良い面>

  • ロッサメソッドと呼んでいるサッカー哲学があり、それに基づき一貫性のある指導を行っています。週に15分ほどの座学も行い、年間計画に基づたトレーニングを行っています。
  • 週4~5日のチーム練習と試合、週2日の個人トレーニングを行っています。個人トレーニングは任意参加で、チーム練習では見切れない部分や試合で出た個々の課題に対してコーチが個別指導しています。週末の試合がなかったり、出場時間が少なかった選手などが参加しています。
  • 天然芝と人工芝のグラウンドで質の高いトレーニングを行っています。
  • GK専属コーチがいます。
  • お茶当番などの保護者の手伝いはありません。

 

<注意点>

  • 考えてパスを回して崩していくサッカーです。キック&ラッシュ、無駄なドリブルは否としています。(効果的なドリブルはもちろんOKです)
  • 県外への遠征や大会参加などもあり、保護者の方の送迎の協力が必要です。難しい場合は乗り合いで来られる方もいます。
  • 練習が多く、急な試合などもあるのでサッカーを優先していただく必要があります。

 

とにかくサッカーが好きでいっぱい練習や試合がしたい子、サッカーの本質を学び上手くなりたい子に向いていると思います。


一度入ったら移籍するのは思った以上に大変です。(子どもより親が抜けられない・・・)

 

安いから、入りやすいから・・・といった安易な理由で決めず、お子さんの将来をイメージしてよく考えて決めてください。

 

すべての子供たちが良きサッカーライフを送れますように!!